【第二新卒者にありがち、まずい履歴書】初めての転職で、職務経歴書の書き方がわからないという人は多いものです。でも、カウンセリング前までには、わからないなりにも、職務経歴書を一度作成しておきましょう。 たとえ内容が不十分な職務経歴書であっても、キャリアアドバイザーやコンサルタントの事前準備には十分役立ちますし、カウンセリング時の良い叩き台となるのです。 ただし、叩き台にするにしても、第二新卒ならではの“まずい”履歴書とならないように、下記ポイントを事前に見直しておきましょう。
サンプルとそっくりな職務経歴書
初めての転職ともなると、職務経歴書を書かなくてはいけないことは分かっていても、何をどのように書いたらよいのか分からない人がほとんどでしょう。そこで、ほとんどの人材紹介会社のHPでは、業界・業種ごとに職務経歴書のサンプルを公開しており、転職者はサンプルに倣って職務経歴書を作成することができるようになっています。
しかし、参考すべきはサンプルのフォーマット。自己PRまでサンプル内容にそっくりに作成された職務経歴書を見ることがあります。人材紹介会社を介さず自分で応募する場合、あるいはキャリアアドバイザーが指摘しなければ、そのまま自分の職務経歴書を提出してしまうのでしょうか?
実際に、自己PRがサンプルと同じであることが発覚し、「自分の書類さえまともに書けないのか」とNGになったケースもあります。
職歴が浅い第二新卒であっても、自己PRできることは少なからずあるはずです。社会人であれば、「文章を書くのが苦手だから」といった稚拙な理由は通じません。とりあえず思ったことを書いてみて、カウンセリング時に添削してもらうなり、アドバイスをもらいつつ、完成させていけばいいのです。
添削時に多少恥ずかしい思いをしても、サンプルを盗用していい加減な印象を与えるよりはいいと思いますよ。せっかく人材紹介会社を利用しているのですから、大いに利用しましょう!
学生時代の自己PRと同じ
第二新卒は、サンプルの自己PR内容ほどアピールするほどの経験はないと自己判断するためか、明らかに学生時代のものと見受けられる自己PRを職務経歴書に書いているのを見かけることがあります。確かに、部活やサークルで頑張って何かを得た話は、その人の人間性を垣間見ることができるので、決して悪くはないのですが、それでは大学生時代と何の差もありません。最悪、「学生気分が抜けていない」と判断されかねません。職歴が数ヶ月であっても、もう学生ではないのです。
第二新卒は職歴が浅いため、採用側も第二新卒にはスキルや経験は期待していません。したがって、職歴欄のボリュームが少なくなるのは当然なので、かわりに自己PR欄で熱意をアピールするようにしなければ損です。それなのに、自己PR内容が学生時代と同じでは、社会人としての成長が感じられませんよね。
例えば、仕事上の実績がなかったとしても、上司や先輩から仕事を教えてもらう中で、何らかの評価はされているものです。よって、「上司からは○○と評されています」など具体的コメントなども織り交ぜながら自己PRをした方が、仕事に対する姿勢も伝わってきますし、学生時代のサークル話よりも採用側の注意を引くでしょう。
アルバイト経験は職務経歴にはなりません
第二新卒は、職歴が浅いため、職務経歴もわずか数行で終わってしまうことがほとんどです。それにもかかわらず、ほとんどのサンプルの職歴欄が、その倍以上行数を費やされているからか、その不足分をアルバイト経験で補う人がいます。もしくは、離職してからの空白期間を埋めるために、アルバイト経験を書く人もいます。空白期間が長いことも印象を悪くしてしまいますからね。
しかし、どちらの理由にしても、アルバイトは職歴には含まれません。アルバイト経験をどうしてもアピールしたい場合などは、自己PR欄に書くか、担当のキャリアアドバイザーやコンサルタントに相談して、推薦状に記載してもらうようにしましょう。
ただし、大学卒業後、留学したり、もしくはフリーターなどで就業経験一度もなく、第二新卒で「転職」する場合は、アルバイト経験であっても職務経歴書として提出できることもあります。特に、志望業界と関わりの深いアルバイトである場合は、履歴書だけ提出するよりも、たとえアルバイトだけの経験であってとしても、有効なアピールになります。企業によっては、アルバイト経験のみの人は採用しないこともあるので、担当のキャリアアドバイザーやコンサルタントに相談するようにしましょう。
在職期間や転職回数の詐称
一昔前とは異なり、転職することが一般的になってきたとはいえ、在職期間が短い人や転職回数が多い人は、あまり印象が良くありません。どのような理由があるにせよ、第二新卒であっても社会人経験が1年未満、もしくは20代で転職回数3回、という人は書面だけでもマイナスイメージを抱かれてしまいます。
しかし、だからといって間違っても在職期間を長く偽ったり、転職回数を少なく偽ることはしてはいけません。当然、キャリアアドバイザーやコンサルタントは、提出された職務経歴書の内容の真偽を確かめることはできませんが、採用側には年金手帳などでバレることがあります。 実際、過去に同じ会社に応募していた時の職務経歴書と、今回の転職で提出した職務経歴書の内容が異なることが判明し、内定が取り消しになったケースもありましたよ。リベンジで受けるぐらい入社したかった会社なのに、とても残念ですよね。
確かに、在職期間が短かったり、転職回数が複数回あると、書面だけでもマイナスになりますが、大切なのは転職理由です。なぜ、その時に会社を辞めたのか?という理由が、筋が通ったものであれば問題にはなりません。人材紹介会社経由で応募すると、転職回数が多くても不利にならないように、大抵は推薦状などでそれぞれの転職理由をフォローしてくれます。逆に言うと、少し嫌なことがあったくらいで転職してしまうと、理由に一貫性がなくなり、フォローするのが難しくなります。したがって、今回が初めての転職だという人は、良く考えた上で転職をするようにしたいものです。
どのポイントも、職歴が短い第二新卒ならではのものです。多くの第二新卒が「それほど長く働いていないので、何も書くことがない」と言いますが、本来、職務経歴書に書き方などありません。大切なのは、自分がしてきたこと、できること、そして今後したいことを分かりやすく書くことです。
第二新卒なので、経験やスキルがないのは当たり前。「石の上にも3年」という言葉があるように、ある程度経験を積んでから転職する、という考え方が一般的なので、必要以上に自分の経歴を隠したり、偽ったりしてしまいがちです。しかし、見栄を張って、詐称するのでは本末転倒。
以上のポイントに気をつけて、まずは、叩き台を作成するつもりで、熱意のこもった職務経歴書を作成してみましょう。

