【ケース3:結局、元の仕事と同じだった!】同業界転職に多い例ですが、せっかく頑張って転職しても、元の仕事と同じであることもあります。特に、第二新卒の場合は、職種自体のスキルが未熟であることが多いので、最初の数年は修行のようなもので、基礎的スキルを身につけるためにも、転職先でも一からの教育が課されることが少なくはないのです。
Cさん・24歳 転職回数2回
自動車系メーカーで総務→自動車系メーカーで海外営業→自動車系メーカーで海外営業
<転職理由:1社目→2社目>
語学力を活かした仕事がしたいと考え、学生時代は海外営業ができるグローバル企業を中心に就職活動をしたCさん。帰国子女であり、日本語を含めて3ヶ国語を話すことができ、有名大学出身であることから、多くの企業から内定をもらい、中でも当時一番勢いのあった自動車業界に進むことに。
ところが、期待に胸を膨らませて入社したものの、配属は総務。語学力に長けているCさんは、自分のみならず、誰もが海外営業に配属されると思っていたので、相当ショックを受け、わずか半年で退社。
<転職理由:2社目→3社目?>
海外営業職として就職した他の新卒に遅れを取ってはいけないと、精力的に転職活動をしたのが功を奏したのか、半年で退職したにも関わらず、Cさんは同業界のメーカーで、無事に海外営業職として第二新卒入社を果たします。
しかし、海外営業として採用されたにも関わらず、国内での先輩のサポート業務がメイン。見習い期間があることは当然とはいえ「いつになったら海外営業らしきことをさせて貰えるのか、中途で1年前に入った先輩も同じ部署にいたので、検討がつかなかった」ということで、この会社も1年足らずで退職。
<転職理由:3社目→4社目?>
2度目の転職も、海外営業一本に絞って活動し、今回も自動車業界に海外営業職として無事に内定。
ところが、前回と同様に、海外営業として採用されたにも関わらず、海外出張どころか、最低でも向こう1年は、国内営業で先輩のサポート業務が中心と言い渡されてしまったとのこと。
<この失敗を防ぐには…>・時には、「石の上にも3年」の覚悟は必要!
「石の上に3年もいるよりは、さっさと新しい経験を積むべき」という考えもありますが、それは、例えば会社員からエステティシャンに転職するように、異業界へ転職する場合。
Cさんのように、何が何でも海外営業がやりたい、というように業種が定まっている場合は、経験を積む必要があるため、短期間のうちに転職を繰り返してしまっては、スキルが身につきません。
いくら語学に長けているからといっても、Cさんの営業経験は皆無。まずは国内営業のサポートから始めて、営業のスキルを身につける必要があったのですね。
24歳で2回の転職経験は、さすがに“マズイ”と本人も感じていたようなので、もう転職を繰り返すことはせず「まずは営業のスキルを身につけるために頑張る!」とのことでしたが、海外営業がしたいために転職を考える第二新卒は、結構多いもの。特に、海外生活経験のある帰国子女に多いですね。 長い会社生活の中で、最初の数年、頑張って経験を積めば、“やりたい仕事”ができるかもしれないのに、待ちきれずに転職してしまっては、キャリアに傷がついてしまうだけです。 第二新卒は、そういった“会社のしくみ”が分かりにくいので、転職に走ってしまいがちです。気をつけましょう。

