【ケース2:会社の雰囲気になじめない!】会社の雰囲気ばかりは、入社してみないとハッキリとしたことはわかりません。しかし、入社前であっても面接である程度は察知することができます。 または、人材紹介会社経由で応募する際は、担当のキャリアアドバイザーやコンサルタントをフルに利用して、応募企業の雰囲気について聞いてみると良いでしょう。場合によっては、応募先企業をより熟知している応募先企業担当の営業マンから直接、話を聞くことができることがあります。
Bさん・26歳(女性)転職回数1回 中堅商社 事務スタッフ→ネット系ベンチャー 営業
<転職理由:1社目→2社目>
大学卒業後、地元での就職を第一条件として、地域限定職であった、中堅商社の事務スタッフとして入社。いわゆる一般職で、営業マンのサポートが主な仕事。Bさんはテキパキと物事をこなし、上司からは「よく気が利く」と評価も高く、仕事にもやりがいを感じていました。
しかし、社会人3年目になって、東京で就職した友人たちと再会。彼女たちはまだ一人前ではないものの華々しく活躍し始めた話を聞き、自分も同じようにバリバリ働きたい!と思うようになり、転職を決意。
<転職理由:2社目→3社目?>
再会した友人の一人が、大手食品会社で営業をしていたため、営業職に憧れて、営業職を第一志望に転職活動を開始。しかし、未経験でも可能とはいえ、営業職の場合は、業界未経験であれば可能性はあるものの、営業という職種自体が未経験である場合は、なかなか求人がないのが実情。あるのは、ハードワークである場合が多いベンチャー系の求人ばかり。ただし「女性向けにサービスを展開する会社であれば、働く環境に少しは配慮があるのではないか」と考え、女性向けにサービスを展開するネット系ベンチャーに応募し、運よく採用が決まり、入社を決意しました。
ところが、入社一日目からBさんはカルチャーショックを受けてしまいます。まず、社内の壁一面が営業成績やら取引先のポスターなどで派手に飾られており、営業成績トップ賞のトロフィーやぬいぐるみで会社とは思えない雰囲気だったとか。一緒に働く社員も、「今までの会社では考えられないような、カジュアルな格好の人が多く、何をするにもお祭り騒ぎでまるでサークルのようなノリ」。心配していた労働環境については、それほどハードではなく、何かを売るために提案書を書いたり、人と話す営業の仕事はとても楽しいものの、あまりにもこれまでの会社と社風が異なり、「大人がいない会社」に不安を感じ、転職を考え始めたとのことでした。
<この失敗を防ぐには…>・リサーチすることが難しい社風ですが、面接時などに必ず確認すること!
特に、ベンチャー企業の場合は、人数が少ない分、社長によって社風が決まると言っても過言ではありません。面接時に社長と会う機会がある場合は、仕事内容などの質問の他にも、社長の過去の成功体験などについても話を伺うようにすると良いでしょう。
前職が地元の中堅商社に勤めていたBさんだから違和感を抱いてしまったものの、この会社の社風が好きという人も多いでしょう。会社の雰囲気の好き嫌いは、人それぞれのところもあるので、事前に自分に合うか否かを完全に見極めることは難しいでしょう。 ただし、「ベンチャーだから○○」、「商社だから○○」「大手だから○○」と、社風をイメージ的に捉えてしまうと、そうでないこともあります。例えば、外資系企業だからといって風通しが良いことを期待しても、コテコテの日本企業のようにとても保守的な社風の会社も多いものです。したがって、見極めは難しいといっても、できるだけ自分で確認するようにしたいものです。

